みぃブログ(教育と人材育成の人生)

教育や人材育成、人生について考えてみます。

サービスを提供する前にまずは方向性を定めよ

仕事において成果を出すことが至上命題と考える人は少なくないと思います。

例えば売上が上がる、顧客の満足度が上がるなどが成果として考えられます。

前提として仕事は結果を出してなんぼですし、今提供しているサービスの結果を追うことは必須です。

 

では結果が出なければ全て失敗なのかというとそうでもなく、成果が出なかったにも関わらず感謝されることだってあります。ここにサービスの在り方(考え方)が詰まっています。

 

サービスそのものに価値を与えるのではなく、そのサービスで顧客の何を解決するのかを明確にすることで、顧客から受け入れられる事業(顧客が理解納得しやすい事業)となります。

 

逆に明確にできなければ、悪い意味で顧客に想像の余地を与えてしまいます。

 

今回は塾を例にサービスの在り方について、一つ考え方を示したいと思います。

 

こんにちは。みぃです。 とある地域で講師業に携わっております。 教育や人材育成について考え方を発信しております。 わたしの経験や知識がお役に立てば幸いです。 ツイッターでものんびり呟いております!よろしければフォローお願いします!

 

改めまして、サービスの方向性について、まずは顧客に対する案内をご覧ください。

(長めなので、飛ばしていただいても大丈夫です!→※まで飛ばす)

 

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当塾が目指す先は成績向上、志望校合格ですが、生徒さん自身が通塾を楽しいと感じたり、必要性を感じた上でのご通塾をお願いしております。具体的に提供できるのは習慣作り、学習指導、進路相談、情報提供です。毎回の授業に出席するだけでは成績は伸びません。大事なのは塾に通うことではなく、成績が上がる仕組みを作り、行動し続けることです。その上で当塾の方針にご納得いただけた場合にご入塾ください。

 

当塾のサービスは毎週の宿題確認と授業時間外に計算練習日を設けることで、テストの点数確保を目指しつつ、長期的に入試の得点力を高めていきます。忘れた場合には別日で再提出です。再テストも実施します。振替対応はビデオ録画となりますが、授業外での質問は歓迎します。まず丸付けや解き直しを最低限こなし、疑問点をなくすことでテストでは60点から80点は目指せます。それ以上点数を伸ばしたいとなると、より応用問題に触れる時間を増やす必要がありますが、他教科の学習もあるので時間調整をしなければなりません。

 

ここまで体験授業にて見させていただいた上で、お子様の性質上数学は比較的得意ですから問題なく取り組める見通しです。残りの科目で追加課題を増やすことで全体的な点数アップを図りますが、お子様の部活や習い事も無視はできませんので、どこまでやり切れるかはご本人と相談させていただきます。

 

最終的にはお子様の勉強に対する意識に依存する点はご承知ください。都度、状況はご報告差し上げますが、軌道修正しながら様子をみましょう。

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いかがでしょうか。ここまで丁寧に説明や見通しが示された場合、後々になって騙された!というような事態は避けられるはずです。(当然、その方針に沿った行動を取るという前提ではありますが)

 

上記の例とは別に、成果を至上とするならば案内の内容も変わります。その場合、もしも成績が上がらなかったときにこの期待を裏切る形になります。

 

いずれにしてもサービス提供側が何を大事にしているかがわかるように顧客に案内するべきという話です。

 

あとはこれを受けて顧客がどう判断するかです。子どもの成績を上げたくて塾に通わせるわけですが、成績が上がらない=サービス0点となるかは顧客それぞれです。

 

塾側の努力が前提であることは変わりませんが、ここで言いたいのはサービスの方向性に沿った説明と、それに納得する顧客を受け入れることが濁りない契約に繋がるということです。

 

あなた(会社)のサービスは顧客の何を解決するものなのでしょうか?

 

ここを明確にするほど、サービスに厚みが出てきます。何が良くて何が悪くて、何が必須で何が不要で、何が成功で何が失敗で、それらの間にある無数のグレーゾーンのどこに今位置しているのか、そこを探すことで真に救うべき顧客像が見えてきます。

 

ちなみに・・・

成果の出し方は一つではありませんが、色々なことに通用する考え方を示した記事もありますので、ご興味のある方はご覧ください。

 

mihappyfunlife.hatenablog.com

 

 

わたしもまだまだ勉強中です。

頑張りましょう!