行動してくれないのはやる気がないから?→本人に選択させましょう(人材育成/教育論)
皆さんは、部下(親子でしたら子どもも含みます)に「もっとこうしたほうがいいのに・・・」と感じることはないでしょうか?
先輩としてああしたほうがいい、こうしたほうがいい、と思うことを教えてあげたとして、相手がその通り動いてくれるとは限りません。
やる気がないから?面倒なことから逃げているだけ?心配するほどに色々と考えてしまうものです。
今回は行動と責任を紐づけることで自立心をもってもらうことを目標として、私見を述べたいと思います。
こんにちは。みぃです。 とある地域で講師業に携わっております。 教育や人材育成について考え方を発信しております。 わたしの経験や知識がお役に立てば幸いです。 ツイッターでものんびり呟いております!よろしければフォローお願いします!
★★自己紹介★★
— みぃ(教育と人材育成の人生) (@mihappyfunlife) 2022年6月5日
①どんな人?
とある講師です。#教育 #部下育成 #人生観 などを発信していきます。
②性格
のんびり屋です(´-ω-`)
ゆとりある人生が人のために行動する余地を生むと思っています。コツコツ努力タイプです!
③好きなもの
旅行!ゲーム!海鮮!ラーメン!
改めまして、行動してくれないことに対する答え、それは
先を示して行動を相手に選択させる
です。
これについて詳しくお伝えする前に前提を確認させてください。
人は物理的に不可能なことはすんなり受け入れることができますが、内面的な部分については目に見えない分すぐに受け入れることができないときがあります。
例えば足の不自由な人に対して
どうして歩けないの?
なんでそんなに遅いの?
どうしてできないの?
とは言いませんよね。
なぜなら健常者と同じように行動ができないことが分かり切っているからです。
難しいなら難しいと飲み込んで次を考えます。
だとすれば内面的な遅れや不得手に対しても同じですよね?
覚えることが難しいのであれば、
なんで覚えられないの?
という声がけではなく、
覚えるのが苦手なんだ
何かよい方法はあるのかしら?
少なくとも物覚えが良くないことを受け入れてこの先考えていこう。
という発想になりますよね?
人それぞれ能力が違うわけですから、内面的な差は必ず認めてあげましょう。
ただ本人がサボっているだけじゃないの?
と勘繰ってしまう人に対する答えとしては
「それが本当なら損をするのは本人なので、無理に首を突っ込まなくて良いですよ」
という答えになります。
※この段階で、はなからやる気を出してないとか、嫌々やっているなどと決めつけている人は相手を信じていないので、相手からも信用に値しない人間と見透かされていますので重々ご承知ください。この部分を語り始めると長いのでこれくらいにしておきます。
やりたくないこと、気の向かないことをやらないことが悪いと誰が決めたのでしょうか?
目の前のことをどう思うかはその人の勝手ですし、ましてや行動を他人が決める権利などありません。
でもそれだと評価がされない、サボり癖のある人間になってしまう、、、
と心配になる気持ちもわかります。
ただ、本人が自分の人生の作り方を知らなかったり、行動しないことでどのような結果になるかを理解していないだけの可能性もあります。
ここで先ほどの質問をしてみてください。
いま〇〇をしないとこういった結果になるけど、どうする?やる?やらない?
こう聞いてみてください。
そして選ばせるのです。
この選択させるということが本人の経験に大きく影響します。
誰に言われたからではない、自分の選択で自分の人生を決めるということを繰り返せば、周りに責任を転嫁することも減ります。
その通りにしてだめになったらどうしよう、、、と心配にはなりますが、相手の人生は自分の人生ではありません。
ここを間違えないでください。
そして失敗したら真摯に気にかけてあげてください。
決して「ほら、言う通りにしないからこんな結果になった」などと、さも失敗そのものを悪く捉えるような発言も控えましょう。
あなたが理解していても、相手が理解、納得しているとは話が別です。
人は頭ではわかっていても、納得しなければ受け入れません。
いくら見返りの大きい儲け話でも、すぐに飛びつくことはしませんよね。きっと裏があるのでは?と考えるものです。
失敗は怖いものです。ましてや家族や関係の近い存在が損を被るのはみたくないものです。
ですが、全てがうまくいく人生などありませんから、失敗を適度に与えることも次を考えるきっかけになると思いましょう。
話の本線からずれましたが、成長の原則は自身の気づきです。
本人が必要と考えなければ学びや修行の効果は薄れるでしょう。
もちろん全てを理解して学んでいる人も少ないでしょうから、周りの人は温かく見守って時には助けてあげましょう。
少なくとも自分の選択に責任を持てるようになります。
目に見えない部分にこそ目を向けると言う題でまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
今回のテーマは色々な考え方に派生するお話なので、細部をすべてお伝えすることは難しいのですが、少しでも声掛けの参考になったら幸いです。